Japanese
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特集 インフルエンザの施設内感染予防策
1.インフルエンザワクチンの意義と有効性
Necessity of influenza vaccine and effectiveness of inactivated influenza vaccine(IIV)
庵原俊昭
1
Ihara Toshiaki
1
1国立病院機構三重病院 名誉院長
キーワード:
インフルエンザ
,
インフルエンザワクチン
,
有効率
,
集団免疫
,
高齢者施設
Keyword:
インフルエンザ
,
インフルエンザワクチン
,
有効率
,
集団免疫
,
高齢者施設
pp.25-30
発行日 2015年11月25日
Published Date 2015/11/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201512025
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インフルエンザワクチンの効果を高めるために,2015/16シーズンからインフルエンザワクチンは4価となった。一方で,流行株とワクチン株の抗原性を一致させるためのインフルエンザワクチン株選定会議が毎年行われている。なお,インフルエンザワクチンの接種は,インフルエンザを発症すると重症化するリスクが高い人に強く勧められる。また,インフルエンザワクチンは医療機関や高齢者施設では集団免疫効果があり,高齢者施設や障害児(者)施設では,入所者だけではなく,スタッフもインフルエンザワクチンを接種し,施設でのインフルエンザ流行規模を小さくさせることが大切である。