Japanese
English
連載 忘れてはならない輸入感染症と稀少感染症(10)
レプトスピラ症
Leptospirosis
小泉信夫
1
,
岡野祥
2
,
大西真
3
Koizumi Nobuo
1
,
Okano Sho
2
,
Ohnishi Makoto
3
1国立感染症研究所細菌第一部 主任研究官
2沖縄県衛生環境研究所衛生科学班
3国立感染症研究所細菌第一部 部長
キーワード:
レプトスピラ
,
レプトスピラ症
,
スピロヘータ
,
人獣共通感染症
Keyword:
レプトスピラ
,
レプトスピラ症
,
スピロヘータ
,
人獣共通感染症
pp.118-126
発行日 2013年3月25日
Published Date 2013/3/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201304118
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レプトスピラ症は病原性レプトスピラ感染によって引き起こされる人獣共通感染症である。レプトスピラは維持宿主と呼ばれる動物の腎臓に定着・増殖し尿中に排出される。ヒトは,この尿によって汚染された水や土壌との接触により経皮・経粘膜的にレプトスピラに感染する。現在,国内確定例は年間20程度であるが患者は全国各地で発生している。また,東南アジアの河川でのレクリエーションにより感染した輸入例も報告されている。