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第10回日本薬局学会学術総会総会テーマ「保険薬局躍動の年真髄にせまる!!Restart~千年の都京都から~」
pp.2630-2643
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201612030
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第10回日本薬局学会学術総会が10月29~ 30日,京都市内の国立京都国際会館で開催された。総会テーマは「保険薬局 躍動の年 真髄にせまる!! Restart~千年の都 京都から~」,総会長は株式会社ファルコファーマシーズ代表取締役社長・松原宣正氏。厚生労働省は2015年,「患者のための薬局ビジョン」を発表し,2025年までに全ての薬局をかかりつけ薬局へと再編する道筋を示している。また,2016年10月からは健康サポート薬局に関する表示の届出がスタートしており,地域での保険薬局への期待はますます高まりつつある。薬剤師として,患者の多様化するニーズを的確に汲み取り,医師や行政と連携しながら,5年後,10年後を見据えて,地域医療の中で枢要な地位を占められるよう努力することが求められていると言える。総会では,かかりつけ薬局としての活動を支える「薬局プレアボイド」制度の重要性に関するシンポジウムや,医療薬学の半世紀の歩みと薬剤師の責務を考える講演などが行われ,関係者の間で活発な議論が展開された。