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第18回日本病態栄養学会年次学術集会大会テーマ「“食”を見直し考える健康的な未来!」
pp.636-641
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201502636
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第18回日本病態栄養学会年次学術集会が1月10~ 11日,京都市内の国立京都国際会館で開催された。大会テーマは「“食”を見直し考える健康的な未来!」,大会長は京都大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌・栄養内科学教授・稲垣暢也氏。医学・医療は長足の進歩を遂げ,新しい診断法や治療法が次々に導入されている。そのような中,生活習慣病の増加や,入院患者の多くに栄養不良が見られることを受け,予防や治療の基本となる食事療法・栄養管理は重要性を増しつつある。より良い栄養管理を行うには,疾患の成立機序や経過に栄養がどのように関わっており,また病態に対してどのような栄養療法が最適であるかを解析する必要がある。疾病治療における最適な栄養管理を推進するために,本学会に期待されるものは大きい。学術集会では,シンポジウム「チームで行う心不全の栄養管理」が開催され,心不全患者に対する栄養管理はどのようになされるべきか,チーム医療という観点から討議された。