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第17回日本病態栄養学会年次学術集会 大会テーマ「病態栄養学の進歩と未来」
pp.636-641
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201402636
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第17回日本病態栄養学会年次学術集会が1月11~ 12日,大阪市内の大阪国際会議場で開催された。大会テーマは「病態栄養学の進歩と未来」,大会長は関西電力病院疾患栄養治療センター部長・北谷直美氏。本学会は,さまざまな疾病管理における栄養療法の理論的根拠の確立を目指して,17年前に研究会としてスタート。疾病の管理・予防に対する病態栄養学の重要性が認識される中,医師や管理栄養師だけでなく,幅広い職種が参画し,最先端の知識を吸収・議論する場として発展してきた。時代の変化に伴って,栄養療法の対象は低栄養ばかりでなく,過栄養を背景とした疾患にも広がり,広範な医療領域にまたがる栄養療法の確立・実践が求められている。チーム医療の重要性が増す現在,栄養士が他の医療職と連携して,疾病管理を万全なものとする科学的根拠を構築するために,学会の役割はますます重要になっている。学術集会では,ワークショップ「栄養学と薬学の連携」が開催され,栄養士と薬剤師の連携は如何にあるべきか,討議された。