第 III 部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~
骨粗鬆症治療薬
宗圓聰
1
1近畿大学医学部奈良病院整形外科・リウマチ科・教授
pp.435-441
発行日 2014年1月31日
Published Date 2014/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201413435
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リセドロネートの月1回経口製剤が登場したことで,リセドロネートは連日,週1回,月1回の経口製剤が揃った。アレンドロネートは連日と週1回の経口製剤,月1回の点滴静注製剤に加えて週1回の経口ゼリー製剤が登場した。また,新たなビスホスホネート製剤としてイバンドロネートの月1回静注製剤が登場した。さらに,全く新規の製剤である抗RANKL(receptor activator for nuclear factor-κB ligand)抗体デノスマブも登場した。2013年には原発性骨粗鬆症の診断規準が改訂されるとともに多くの新規製剤が登場し,骨粗鬆症治療の拡大と骨粗鬆症性骨折の減少が期待される。