骨と多臓器連関
骨と神経
福田 亨
1
,
竹田 秀
1東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科細胞生理学分野
キーワード:
交感神経系
,
骨密度
,
神経系
,
副交感神経系
,
骨
,
求心性ニューロン
,
骨組織リモデリング
,
ノックアウトマウス
,
Leptin
,
Semaphorin-3A
Keyword:
Bone and Bones
,
Parasympathetic Nervous System
,
Neurons, Afferent
,
Nervous System
,
Sympathetic Nervous System
,
Bone Density
,
Bone Remodeling
,
Mice, Knockout
,
Leptin
,
Semaphorin-3A
pp.115-120
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2014192915
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レプチン欠損マウスでの骨量増加の発見により,従来から内分泌系を中心に考えられてきた骨代謝制御が,神経系によっても制御されていることが明らかとなった.なかでもこれまでの研究により,交感神経,副交感神経系が骨代謝を調節することが解明されつつある.また最近では,感覚神経系が骨代謝を制御していることも判明している.このように骨と神経は密接に関連していることが明らかになっている.今後はさらに神経系による骨代謝制御系が解明されることで,骨関連疾患の新たな治療薬の開発が期待される.
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