副甲状腺疾患とその病態
副甲状腺の発生と進化
溝渕 正英
1
,
池田 美紗
1昭和大学 医学部内科学講座腎臓内科学部門
キーワード:
副甲状腺
,
器官形成
,
Homeodomain Proteins
,
ノックアウトマウス
,
Pax転写因子
,
GCM Protein
,
鰓嚢
Keyword:
Parathyroid Glands
,
Homeodomain Proteins
,
Mice, Knockout
,
Organogenesis
,
Paired Box Transcription Factors
,
GCM Protein, Drosophila
pp.257-261
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2013377856
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副甲状腺はマウスでは左右1腺ずつ計2腺,ヒトでは左右上下に1腺ずつ計4腺存在しており,副甲状腺ホルモンの主要な分泌源で,副甲状腺ホルモンは体内のカルシウムやリンの代謝を制御している.副甲状腺は胎児期に内胚葉と神経堤細胞を起源とする咽頭?から発生する.副甲状腺の発生過程にはいくつかの転写因子が関与しており,その多くは遺伝子欠損マウスや副甲状腺機能低下症例から検討されている.Hoxa3,Pax1,Pax9,Gcm2などが副甲状腺発生では重要な役割を担っている.
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