機能性消化管疾患-病態の解明と新たな治療
機能性消化管疾患の治療 機能性消化管疾患と漢方薬治療
武田 宏司
1
1北海道大学 大学院薬学研究院臨床病態解析学
キーワード:
漢方薬
,
下痢
,
便秘
,
EBM
,
診療ガイドライン
,
桂枝加芍薬湯
,
六君子湯
,
Non-Ulcer Dyspepsia
,
証
,
過敏性腸症候群
Keyword:
Constipation
,
Drugs, Chinese Herbal
,
Diarrhea
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
,
Irritable Bowel Syndrome
pp.257-262
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015140035
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これまで機能性消化管疾患に対する漢方治療は証に基づいて行うのが基本とされてきたが,最近では西洋医学と区別なく使用して有効であったとする報告が増加している.さらに,通常の治療に反応しない症例において漢方が有効である可能性も指摘されており,その応用に期待が寄せられている.本稿では,機能性消化管疾患の代表的疾患である機能性ディスペプシアと過敏性腸症候群に対する漢方治療の効果と作用機序について概説する.
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