透析関連専門資格に求められるもの・これからの透析医療教育-現状と課題
臨床工学技士 透析技術認定士
佐中 孜
1
1仁生社江戸川病院 生活習慣病CKDセンター
キーワード:
血液透析
,
ガイドライン
,
専門業務
,
血液浄化法
,
臨床工学技士
,
資格認定
,
専門職の役割
Keyword:
Certification
,
Renal Dialysis
,
Professional Practice
,
Guidelines as Topic
,
Professional Role
pp.685-691
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014245876
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第1回「透析技術認定士」認定試験は,1980年3月16日に実施された.以来,回を重ね,第34回(2013年)までに24,953名が受験し,16,303名が合格している.この合格者を医療資格別に見ると臨床工学技士が8,289名(50.8%),看護師,准看護師がそれぞれ5,124名(31.4%),1,312名(8.0%),その他が1,578名(9.7%)となっている.今日の複雑に多様化した医療において,チーム医療というシステムでの全人的な対応が必要になっている.透析技術認定士も例外ではなく,その役割は,単に,本来の「生命維持管理装置の操作」にとどまるのではなく,患者と医師をはじめとする他の医療スタッフとの間で,必要な情報を適切かつ相互に伝えることができるだけの確かな知識,技術をもち続けるために5年ごとの更新制度も作られた.
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