透析関連専門資格に求められるもの・これからの透析医療教育-現状と課題
臨床工学技士 臨床工学技士の卒後教育とキャリアパス
江村 宗郎
1
1前田記念腎研究所茂原クリニック 臨床工学部
キーワード:
カリキュラム
,
生涯教育
,
現職教育
,
職歴の移動
,
保健衛生知識, 態度, 実践
,
臨床工学技士
Keyword:
Career Mobility
,
Curriculum
,
Education, Continuing
,
Inservice Training
,
Health Knowledge, Attitudes, Practice
pp.679-683
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014245875
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医療機器の操作・保守管理を担当する臨床工学技士に課せられる責務は重要であり,各医療スタッフとの連携をはかり,安全かつ適正な医療を提供しなければならない.とくに血液透析治療は,同一空間の中で数人の医療従事者によって,数十人の透析患者の治療を同時に行う特殊な治療であり,より高い安全性が求められる.そのため,新入職時から体系的に教育する必要がある.具体的には,社会人としての一般常識や医療従事者としての心構えを習得することから始まり,医療倫理,専門知識・技術の習得,チーム医療の一員としての役割や組織の体制などを認識させ,専門職としての資質と能力の向上をはかり,適正で安全な治療を提供できる技士を育成しなければならない.
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