腎代替療法の多様化と看護の新しい役割-標準化と個別化の視点から
社会的側面における援助の実際 MSWの立場から、どう個別性を踏まえるか
豊増 大育
1
,
田中 元子
,
伊藤 和子
,
後藤 佐和子
,
石本 淳也
,
松下 和徳
1松下会あけぼのクリニック 総合相談支援室
キーワード:
ソーシャルワーク
,
介護者
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
社会的支援
,
介護保険施設
,
要介護者
,
外来診療
,
医療ソーシャルワーカー
Keyword:
Ambulatory Care
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Social Support
,
Social Work
,
Caregivers
pp.325-330
発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014160739
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
透析患者の高齢化とともに,要介護透析患者も増加している.厚生労働省は診療報酬改定・介護報酬改定において医療と介護の方向性を模索しているが,要介護状態となった透析患者においては,未だ各種サービス利用についてさまざまな課題が残されている.この稿では,家族からの必要な支援が難しい生活保護受給中の独居要介護透析患者の事例を紹介するが,このように諸制度においての課題,多岐にわたる家族背景・介護力の問題があるなかでソーシャルワーカー(MSW)には,患者の個別性に配慮し,各関係職種・関係機関との連携をはかり,限られた社会資源のなかで,その有効活用と新たな社会資源の開拓のための働きかけが必要となってくる.
Copyright © 2014, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.