腎代替療法の多様化と看護の新しい役割-標準化と個別化の視点から
透析療法の多様化と患者の個別性 臨床工学技士の立場から
平松 英樹
1
,
森 由紀恵
,
原田 智方
,
日野 佐智子
,
佐藤 久光
1増子記念病院 診療技術部
キーワード:
看護師
,
血液透析
,
専門職間人間関係
,
分類
,
血液透析濾過
,
臨床工学技士
,
カロリー制限
,
時間外診療
,
慢性腎臓病
,
患者の安全
Keyword:
Classification
,
Interprofessional Relations
,
Renal Dialysis
,
Nurses
,
Hemodiafiltration
,
Caloric Restriction
,
After-Hours Care
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Patient Safety
pp.319-324
発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014160738
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昨今,従来の血液透析療法(1回4時間週3回)が見直され,透析療法は多様化している.そのmodalityの種類は,長時間透析(1回6時間以上)から短時間頻回透析,オンライン血液透析濾過(OnHDF)などがある.当院で実施しているのはオーバーナイト透析(ONtHD)とOnHDFであるが,ONtHDは,透析患者の社会復帰を最大の目的としており,OnHDFは,透析合併症とくに透析アミロイドーシス,restless legs syndromeといった患者の疼痛やストレスの軽減に有効である.これら"今が旬の透析療法"は,患者の個別性に応えるべく,看護師と臨床工学技士が患者情報を共有し,連携を深めていくことが重要である.
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