連載 内視鏡の読み方
胃の褪色調陥凹性病変の鑑別診断
伊藤 孝助
1
,
平澤 俊明
1
,
堀内 裕介
1
,
石山 晃世志
1
,
由雄 敏之
1
,
後藤田 卓志
1
1がん研有明病院上部消化管内科
キーワード:
胃の褪色調陥凹性病変
,
胃MALTリンパ腫
,
未分化型胃癌
,
乳癌胃転移
Keyword:
胃の褪色調陥凹性病変
,
胃MALTリンパ腫
,
未分化型胃癌
,
乳癌胃転移
pp.593-598
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003028
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上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy;EGD)において胃の褪色調陥凹性病変にときおり遭遇する.その際,内視鏡診断ができないと適切な治療に結びつけることが難しい.そこで胃の褪色調陥凹性病変の各内視鏡像の特徴を記憶に留め,それぞれの可能性を念頭において診断する必要がある.今回は代表例である未分化型胃癌,Ⅱc類似型胃MALT(mucosa associated lymphoid tissue)リンパ腫に加えて,当院で経験した乳癌胃転移の症例を提示し,鑑別点を解説する.
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