特集 肝疾患―診療のチェックポイント2023
第Ⅰ部 診断のチェックポイント 第2章 肝機能検査を読むときのチェックポイント 2.ビリルビンの異常をみたとき
大久保 裕直
1
,
池嶋 健一
1
1順天堂大学医学部消化器内科
キーワード:
非抱合型ビリルビン
,
抱合型ビリルビン
,
トランスポーター
,
グルクロン酸抱合
Keyword:
非抱合型ビリルビン
,
抱合型ビリルビン
,
トランスポーター
,
グルクロン酸抱合
pp.738-742
発行日 2023年6月9日
Published Date 2023/6/9
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002658
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・ビリルビンの異常をみたとき,総ビリルビンのみならず,直接・間接ビリルビンの測定は必須であり,直接型優位なのか間接型優位なのかの判別が肝要である.
・間接型優位にビリルビンが上昇するGilbert症候群は日常臨床でしばしば遭遇するが,UGT1A1活性が先天的に低下していることに起因している.
・直接型優位にビリルビンが上昇している場合,各種画像で閉塞性黄疸をまずは除外する必要がある.
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