第Ⅰ章 感染予防の基本 3 手指衛生と消毒 1）手洗いと手指消毒の必要性と方法

・手指衛生（手洗いと手指消毒）は標準予防策の一つであり，最も重要な感染対策である．

・手指衛生は感染が成立するための感染経路を遮断する有効な手段である．

・目に見える汚れがあるときや排泄物を取り扱った後は流水・石鹸による手洗い，それ以外は手指消毒薬を使用して手指衛生を行う．

・手指衛生はWHOが提唱した「五つのタイミング」で実施することが重要である．

参考文献

1） 日本透析医会：透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン（五訂版）．2020

http://www.touseki-ikai.or.jp/htm/07_manual/doc/20200430_infection%20control_guideline.pdf