特集 透析看護分野の看護師の認定・研修制度と社会から求められるもの
4.認定・研修制度の目指すもの(1)腎臓病領域を専門とした専門看護師の社会的ニーズとその活動
岡 美智代
1
,
麓 真一
2
,
高橋 さつき
1
,
松本 光寛
1
1群馬大学大学院保健学研究科
2日高病院
キーワード:
専門看護師
,
慢性疾患看護専門看護師
,
修士号
,
腎臓病看護
,
米国腎臓病看護における高度実践看護師
Keyword:
専門看護師
,
慢性疾患看護専門看護師
,
修士号
,
腎臓病看護
,
米国腎臓病看護における高度実践看護師
pp.237-242
発行日 2021年3月10日
Published Date 2021/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001646
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専門看護師(CNS)は日本看護協会による資格であり,腎臓病看護では慢性疾患看護CNSが活躍している.腎臓病領域では,技術革新,複雑な問題を有している患者の増加,慢性腎臓病への対応,看護系大学院の増加などの社会的課題があり,専門性を発揮し研究を活用しながら課題解決していく看護師が求められている.CNSは大学院修士課程修了者が受験資格を得られるようになっており,大学院の教育課程では,CNSや医師による実習など,ケアとキュアの観点から実践能力を習得できるようになっている.腎臓病看護の領域においてCNSは倫理調整などの実践活動,ならびに大学院教育など社会的活動も行っている.今後さらに腎臓病領域のCNSが誕生することが期待される.
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