血液浄化機器2020
第Ⅻ章 血管アクセス 2.血液浄化用留置カテーテル
相馬 泉
1
1東京女子医科大学臨床工学部・臨床工学技士
pp.1117-1121
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001423
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血液透析をはじめとする体外循環を伴う血液浄化療法では,血液を脱血しダイアライザや血液濾過器に血液を供給し,透析を終えた血液を血管内へ送血するバスキュラーアクセスが必要なことは周知の事実である.一般的には内シャントをはじめとする自己血管を用いたアクセスや人工血管を用いたパーマネントアクセスを造設して使用する.しかし,これらは作製後穿刺までに一定の時間がかかることから,緊急時の治療に対するバスキュラーアクセスとして留置カテーテルを使用する.
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