血液浄化機器2020
第Ⅳ章 アフェレシス装置 3.持続的血液浄化装置
塚本 功
1
1埼玉医科大学国際医療センターME サービス部・臨床工学技士
pp.1005-1008
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001399
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持続的血液浄化法(continuous blood purification;CBP)は救急・集中治療領域における急性腎障害を呈した重症患者に対し,必要不可欠な治療法である.対象は全身状態が悪く,とくに循環動態が不良であることから,体内の水収支バランスは厳密な管理が必要である.そのため,用いる血液浄化装置は長時間にわたって透析液や置換液,そして除水の制御を正確に行うことが必須である.設置される場所はおもに集中治療室であり,ベッドサイドは多くの医療機器に囲まれるため,煩雑な設備を必要としない省スペース性が求められる.
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