血液浄化機器2020
第Ⅰ章 血液浄化器 4.持続緩徐式血液濾過器
塚本 功
1
1埼玉医科大学国際医療センターME サービス部・臨床工学技士
pp.897-899
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001379
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救急・集中治療領域において発生した急性腎障害を呈した重症患者に対して,持続的血液浄化法(continuous blood purification;CBP) は必要不可欠な治療技術である.そのCBP を施行する場合に用いられる持続緩徐式血液濾過器は,モードや設定条件と同様に治療効果を達成するための重要なファクターであることから,それらの特徴を理解して選択することが望ましい.現在販売されている製品は,長時間の使用に対しても高い抗血栓性と溶質除去に耐えうるように各社独自の膜素材とそのケーシングにおいて専用の設計がされている.
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