血液浄化機器2020
第Ⅱ章 透析装置 2.透析装置(コンソール)
星野 武俊
1
1明理会中央総合病院臨床工学科・臨床工学技士
pp.934-938
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001385
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透析装置には,個人用透析装置と多人数用透析装置(コンソール)がある.諸外国では個人用透析装置が主流だが,日本では多人数用供給装置により一括して透析液を作成し複数のコンソールに供給するCDDS(central dialysis fluiddelivery system)が主である.現在,国内で市販されているコンソールは東レ:TR-3300 M,ニプロ:2 機種(NCV-3/NCV-3SH),ジェイ・エム・エス:GC-X01,日機装:DCS-200Si の計5 機種である.これらのコンソールはモデルチェンジごとに進化し,各社とも透析液を利用した自動プライミング,自動回収,自動脱血,オンラインHDF(O-HDF)や間歇型HDF(I-HDF)の機能を内蔵している.
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