増刊号 それぞれの創傷治癒
Ⅳ.四 肢 1.四肢再建における創傷治癒
髙須 啓之
1
,
橋川 和信
2
1山口大学医学部附属病院形成外科
2名古屋大学大学院医学系研究科形成外科学
pp.S180-S184
発行日 2024年6月30日
Published Date 2024/6/30
DOI https://doi.org/10.18916/keisei.2024130041
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はじめに
本稿では四肢再建における創傷治癒について述べる。四肢において再建を要するような創傷を来たす代表的な病態として,①外傷,②腫瘍切除後,③包括的高度慢性下肢虚血chronic limb-threatening ischemia(以下,CLTI)を挙げる。同じ身体部位であっても病態によって再建すべき構造は異なるため,症例ごとに治療計画を立てる必要がある。四肢創傷の構造の特色および創傷治癒の特徴について,それぞれ病態ごとに解説する。
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