投稿論文 症例集積研究
帝王切開術の子宮縫合方法の違いが母体の悪心・嘔吐に及ぼす影響
中郷 あゆみ
1
,
澤田 敦史
,
名和 由布子
,
杉目 史行
,
長井 洋
,
山蔭 道明
,
中郷 賢二郎
1江別市立病院 麻酔科
キーワード:
嘔吐
,
悪心
,
術中合併症
,
帝王切開術
,
縫合法
,
後向き研究
Keyword:
Suture Techniques
,
Retrospective Studies
,
Intraoperative Complications
,
Vomiting
,
Nausea
,
Cesarean Section
pp.1186-1190
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2023016074
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帝王切開術では児娩出後の子宮縫合は,体内または体外で行われる。この術式の違いが母体の術中悪心・嘔吐(intraoperative nausea and vomiting:IONV)に及ぼす影響を後方視的に検討した。予定手術を対象に子宮縫合方法により2群間で比較したところ,麻酔方法に有意差はなく,体内縫合群のIONVが有意に少なかった。帝王切開術の子宮縫合は,体内縫合により母体のIONVを減らす可能性がある。
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