投稿論文 紹介
「The History of Surgical Anesthesia」の著者Thomas E.Keysの来日
松木 明知
1
1弘前大学 大学院医学研究科麻酔科学教室
キーワード:
医学書誌
,
麻酔学
,
医学史(1601-現在)
,
キイズ, T. E.
Keyword:
Anesthesiology
,
Bibliography of Medicine
,
History, Modern 1601-
pp.163-172
発行日 2022年2月10日
Published Date 2022/2/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022108588
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1961年に「The History of Surgical Anesthesia」の著者Thomas E.Keysが来日した。緒方富雄が主宰する第32回日本医学図書館協議会、そして日本薬学図書館協議会臨時総会で特別講演を行うためであった。その際、Keysは緒方に日本語訳の出版を慫慂し、緒方は同僚の山村秀夫に翻訳を依頼し、1967年に日本語訳が出版された。これを契機に山村は緒方から国際交流に関して教示を受け、学会の幹部と協力して第5回世界麻酔学会の誘致に成功した。山村が会長を務めて1972年に京都で開催されたこの学会で、山村の要請で緒方は華岡青洲の特別講演を行った。
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