投稿論文 紹介
蘇生の歴史 赤血球の発見(1)
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
顕微鏡検査法
,
赤血球
,
医学史(1601-現在)
Keyword:
Erythrocytes
,
Microscopy
,
History, Modern 1601-
pp.179-186
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021122641
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顕微鏡の開発により毛細血管の存在が確認されたが、1658-1660年ごろまでに、オランダのヤン・スワンメルダム、イタリアのカルロ・アントニオ・マンチィーニとマルチェロ・マルピーギらにより、血液は均一な液体ではなく、無数の赤い粒子が浮遊していることが確認された。ただし、これらの赤い粒子はおそらく個々の赤血球ではなく、いくつかの赤血球が凝集したものを観察していた可能性が高い。
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