投稿論文 臨床経験
無痛分娩開始時の子宮口開大度は分娩時間に影響するか
桜井 康良
1
1東京慈恵会医科大学 麻酔部
キーワード:
産科無痛法
,
後向き研究
,
子宮口
,
分娩所要時間
Keyword:
Retrospective Studies
,
Analgesia, Obstetrical
pp.1054-1059
発行日 2020年10月10日
Published Date 2020/10/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021033162
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無痛分娩を単胎・初産・満期の妊婦に実施し、開始時の各子宮口開大度と分娩第1・2期時間、総分娩時間の関係をSpearmanの順位相関で検定し、相関係数(r)を求めた。対象は619症例で、無痛分娩開始時の子宮口開大度と分娩第1期時間と総分娩時間には有意差(P<0.01)をもって弱い負の相関があった(r=-0.38、r=-0.36)が、分娩第2期時間とは有意差がなかった(P=0.52)。
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