投稿論文 工夫
エコーガイド下に行う鼻骨骨折整復時の工夫 身近に入手可能な介在物
北野 大希
1
,
櫻井 敦
,
北川 敬之
,
谷口 智哉
1兵庫県立加古川医療センター 形成外科
キーワード:
ゲル
,
顔面外傷
,
超音波診断
,
頭蓋骨骨折
,
鼻骨
Keyword:
Facial Injuries
,
Gels
,
Skull Fractures
,
Ultrasonography
,
Nasal Bone
pp.602-606
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2021227816
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鼻骨骨折に対する非観血的整復術時のエコーでの整復確認において、エコーゼリーのみで介在物を使用しなかったゼリー単独法と市販の保冷剤を介在物として使用した保冷剤法の術中エコー画像を比較した。また、異なる外膜の性状の保冷剤3種類の違いについて検討した。その結果、ゼリー単独法はゼリーに含有している気泡により陰影が生じ、画面の両端部は深部の描出が困難であった。保冷剤法は気泡の影響を抑えられ、鼻骨全体の深部までの描出が鮮明であった。また、外膜の性状が透明、不透明、不織布付きの3種類の画像を比較すると、透明の物が最も鮮明であった。
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