投稿論文 経験
硬口蓋粘膜移植と外眼角固定を用いた下眼瞼下制術後の修正治療
高野 敏郎
1
,
大場 教弘
,
大場 天祐子
,
大岩 宏維
,
新行内 芳明
1カウニスクリニック
キーワード:
再手術
,
術前評価
,
美容法
,
眼瞼形成術
,
硬口蓋
,
口蓋形成術
,
外眼角
Keyword:
Reoperation
,
Lacrimal Apparatus
,
Cosmetic Techniques
,
Blepharoplasty
,
Palate, Hard
pp.1555-1562
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2021099939
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過去2年間に当クリニックで下眼瞼下制術後に硬口蓋粘膜移植、外眼角固定による修正手術を行った5例(平均年齢27.8歳)について検討した。平均観察期間3.7ヵ月の結果、他院で下眼瞼下制術を受けた症例が4例、自院での手術例が1例であった。いずれも剥離手術のみでは後戻りを生じ、再手術として硬口蓋粘膜移植、外眼角固定を行った症例であった。修正手術により全例で下眼瞼は希望位置まで改善し、移植した粘膜の生着も良好であったが、1例で硬口蓋粘膜採取部の治癒遅延が認められた。
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