特集 女性器の機能とアピアランスを考える
Ⅱ.各論
6.形成・美容用医療機器の安全性と有効性―レギュラトリーサイエンスの視点からみた産婦人科領域の現状と課題―
髙倉 真由佳
1
,
宮脇 剛司
1
1東京慈恵会医科大学形成外科学講座
pp.571-575
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003850
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産婦人科領域では,閉経関連尿路性器症候群(GSM)や尿失禁,腟弛緩症に対し各種エネルギーデバイスが導入されているが,有効性と長期安全性の検証は不十分である。有害事象として瘢痕化,癒着,性交痛,慢性疼痛などが報告されており,米国食品医薬品局(FDA)は本来の用途と異なって適応外使用されていることに警告を発し,オーストラリアでは2025年に腟rejuvenation用途のエネルギーデバイスを登録から除外した。わが国では公的指針が欠如しており,レギュラトリーサイエンスの視点から,便益とリスクを慎重に評価する体制構築が急務である。

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