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メノポハンド(menopausal hand) 第2回 メノポハンドのマネジメント―薬物療法・装具療法の実際―
水本 華乃子
1,2
,
前田 和洋
1,3
,
萬代 彩乃
1,3
,
斎藤 充
1
K. Mizumoto
1,2
,
K. Maeda
1,3
,
A. Mandai
1,3
,
M. Saito
1
1東京慈恵会医科大学整形外科学講座
2社会医療法人財団仁医会牧田総合病院整形外科
3東京慈恵会医科大学附属病院手外科センター
pp.277-281
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003764
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「メノポハンド」は,エストロゲン欠乏に起因する腱・滑膜の炎症や関節変性を主病態とし,適切な早期介入により不可逆的な変化を抑制できる可能性がある。今回,全3回の連載の第2回目として,メノポハンドに対する薬物療法および装具療法の実践的適用について概説する。急性期の消炎鎮痛薬に加え,根本的なアプローチとしてのホルモン補充療法(HRT),補完療法としてのS-エクオールや漢方薬,さらに局所安静を図る装具療法の活用が有効である。これらの治療に関しては,プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)による厳格なエビデンスの構築が今後の検討課題であるが,産婦人科と手外科が緊密に連携し,包括的なケアを提供することが患者の生活の質(QOL)維持に不可欠である。

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