特集 産婦人科医必携 最新の細菌・真菌感染症に対する薬の使い方と留意点Ⅱ
企画者のことば
末岡 浩
1,2
Kou Sueoka
1,2
1静岡社会健康医学大学院大学(教授)
2慶應義塾大学医学部臨床遺伝学センター
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002852
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近年,未知の感染症の広がりや,それによって引き起こされた社会の混乱に至るまで,感染症への関心は高まる一方です。過去においては抗菌薬の開発が盛んに行われた時代には,感染症は撲滅されるとの安直な理解が医療者のなかにもあった可能性があります。その一方で,われわれ医療者が過信していたことを反省すべき様々な課題が生じはじめ,あらためて感染症への対策には油断が許されない事例を目のあたりにしています。
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