特集 産婦人科医必携 最新の細菌・真菌感染症に対する薬の使い方と留意点Ⅰ
総論
2.妊娠中に生じる細菌感染症に対する薬の使い方
高野 知憲
1
,
竹村 弘
2
,
國島 広之
1
T. Takano
1
,
H. Takemura
2
,
H. Kunishima
1
1聖マリアンナ医科大学感染症学講座
2同 微生物学教室
pp.7-14
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002824
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妊婦に対しては,βラクタム系薬(ペニシリン系薬,セフェム系薬,カルバペネム系薬)を中心に抗菌薬を選択することで,ほとんどの感染症が治療可能である。抗菌薬は妊娠初期,中期,後期のいずれの時期に使用するのかと,感染症三角に基づく丁寧な診察をもとに選択することが重要である。
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