特集 乳幼児健診でよくある疑問・相談への対応
歯・口
38 むし歯予防・フッ素
-「甘いものはどのくらいなら大丈夫か」「保護者と食器を分けるべきか」「フッ素は安全なのか」など
櫻井 敦朗
1
1東京歯科大学小児歯科学講座
pp.1392-1397
発行日 2024年11月30日
Published Date 2024/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003270
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ここがポイント
☑小児期の乳歯や生えて間もない永久歯はその構造上の特徴から,成人の歯にくらべむし歯になりやすい.
☑小児にむし歯が発生するかどうかは,家庭での食習慣や生活習慣に大きな影響を受ける.
☑間食の回数が1日2回を超えると,小児のむし歯は発生しやすくなる.
☑小児が3歳未満の低年齢の場合,むし歯の原因菌の定着を少しでも遅らせることが予防につながる.
☑歯が生えてきたらむし歯の原因菌は定着し得るため,少しずつ歯磨きを始める.
☑フッ素のむし歯予防効果は確立されたものであり,効果的な利用が勧められる.
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