特集 小児 一次救急マニュアル─帰宅可能か？二次救急か？判断のための手引き─
❹事故・外因性原因別アプローチ
11．肘周囲の痛みや外傷
志村 治彦
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター整形外科
キーワード：
小児
,
肘内障
,
上腕骨顆上骨折
,
上腕骨外側顆骨折
,
橈骨頭脱臼
Keyword:
小児
,
肘内障
,
上腕骨顆上骨折
,
上腕骨外側顆骨折
,
橈骨頭脱臼
pp.842-846
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000893
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小児の肘周辺は最も骨折を起こしやすい部位である．また上肢牽引などによる肘内障も起こしやすい．問診や視診・触診で肘内障が疑われれば，整復操作を行う．外傷が疑われれば画像検査を行うが，小児肘のX線読影は難しい所があるので痛みが強ければ副木固定を行い，整形外科へ紹介することが望ましい．著明な腫脹や変形，神経・血管障害が疑われれば，手術となる可能性があるので副木固定のうえでただちに二次救急機関へ搬送する．
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