特集 小児科領域のクリニカルパス
新生児疾患
川瀬 泰浩
1
,
荒井 博子
1
,
与田 仁志
1
1東邦大学医療センター大森病院新生児科
キーワード:
高ビリルビン血症
,
低出生体重児
,
正期産新生児
Keyword:
高ビリルビン血症
,
低出生体重児
,
正期産新生児
pp.1325-1334
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000199
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新生児疾患は,本来は急性期疾患の対応が多く,集中治療であるためなかなかクリニカルパスの対象となるような疾患がないように思われ,東邦大学医療センター大森病院周産期センターにおいても疾患としては,比較的安定して治療のアウトカムや目標を立てやすい新生児高ビリルビン血症と合併症のない低出生体重児に限られているが,今後,胎児超音波により発見された疾患の検査入院的なものや在宅医療を目指した入院などには適応を広げられる可能性がある.また,現在,新生児領域においても広まっている治療の標準化やガイドラインの作成に伴い,クリニカルパスに適した疾患も増加する可能性がある.
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