特集 超高齢社会における手外科疾患の治療
扉
山本 美知郎
pp.1404-1404
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003184
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
わが国は世界に先駆けて2007年に65歳以上の人口が21%を超えて,超高齢社会を迎えている。2024年9月現在の65歳以上の人口は3,625万人であり,高齢化率は29.3%で過去最高を更新している。高齢化に伴い主な手外科疾患も変遷しており,外傷以外にも高齢に伴う手の変性疾患に対して治療する機会が増加している。これらの手の変性疾患に対する治療法は進化しており,手根管症候群や狭窄性腱鞘炎,そしてDupuytren拘縮などに対する手術の適応が明確になってきている。手の変形性関節症に対する人工関節を含む手術治療も増加している。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.