特集 整形外傷治療 update 2021
扉
宮本 俊之
pp.1178-1178
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001864
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整形外科医にとって「骨折治療は必須」とよくいわれ,整形外科医なら誰でもできるという認識が未だ巷に存在します。多くの市中病院では外傷症例が手術数の半数を占め,専門医取得のためにも様々な外傷症例を経験しなければいけない背景があるためか,骨折治療は若手の仕事という認識の医師も多いと思います。しかし,本特集「整形外傷治療update 2021」を読んでいただくことで,それは過去の話で,いまは高度な専門知識が必要な整形外科の一分野で,片手間にできるものではないと理解いただけるかと思います。そのため「骨折治療」とせずにあえて「整形外傷」とタイトルをつけ,その技術を時には救命のため,救肢のため,機能予後のために遺憾なく発揮する必要があるサブスペシャリティという認識で編集しました。
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