連載
今月の症例
久保 優子
1
,
森 泰昌
2
,
吉本 世一
3
,
楠本 昌彦
1
1国立がん研究センター中央病院放射線診断科
2同 病理診断科
3同 頭頸部外科
キーワード:
気管腫瘍
,
神経鞘腫
,
MRI
Keyword:
気管腫瘍
,
神経鞘腫
,
MRI
pp.345-348
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000002876
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画像所見 経鼻内視鏡検査(図1)では気管膜様部に粘膜下腫瘍を認める。造影CT(図2)では第2~4気管軟骨レベルの気管膜様部に気管内に突出する3cm大の腫瘤性病変を認める(図2⇨)。病変内部は筋肉とほぼ等濃度で石灰化や脂肪はない。MRI(図3)にて,腫瘤は薄い被膜様構造を伴う腫瘍で,腫瘍内部はT2強調像で淡い高信号域を呈し,線状・索状の小さな低信号域を有している。T1強調像では低信号域を呈し,明らかな嚢胞変性や出血,脂肪の含有はない。造影後脂肪抑制T1強調像にて不均一な造影増強効果を示している。FDG-PET(図4)では腫瘍に一致して,FDG集積(SUVmax=3.3)を認める(甲状腺右葉は腺腫が疑われた)。

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