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画像診断における人工知能(artificial intelligence:AI)は,コンピュータ支援診断(computer-aided diagnosis/detection:CAD)とも呼ばれている(本稿では表題に合わせて画像診断AIと表記する)。画像診断AIは機械学習によるところが大きい。機械学習とは,多量のデータから判断や予測を行うためのルールを見つけ出すための手法である。機械学習には様々なアルゴリズム(計算方法)があるが,現在よく用いられているのは深層学習(deep learning)1)である。深層学習は人間の脳の神経回路の仕組みを模した機械学習の手法であり,2012年にILSVRC(ImageNet Large Scale Visual Recognition Competition)2)という,画像中にある物体を認識する精度を競うコンテストで,深層学習を使ったグループが圧倒的な成績で優勝したことをきっかけに注目されるようになった。深層学習は画像認識以外にも自然言語処理や音声処理など様々な分野に応用されており,医療分野にも応用されている。図1にPubMedの検索による医療分野で深層学習を扱った論文数の推移を示す。このグラフより,2015年以降に論文数が飛躍的に増加していることがわかる。
This article introduced the utilization of artificial intelligence(AI)in the imaging diagnosis of lung cancer. I introduced some recent studies about AI in the imaging diagnosis of lung cancer. I also introduced several lung cancer-related software that has been approved based on the Pharmaceutical Machinery Law in Japan. Finally, I introduced the studies of our research group.
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