技術
前立腺癌の強度変調放射線治療における副作用低減に向けた治療前cone‒beam computed tomography 画像を利用したリスク臓器の線量評価
長松 健一
1
,
吉川 治雄
1
,
友安 沙耶香
1
,
松延 亮
2
,
赤井 智春
2
,
中根 慎一朗
2
,
桑原 康雄
2
,
吉満 研吾
2
1福岡大学病院 放射線部
2福岡大学医学部 放射線医学教室
キーワード:
強度変調放射線治療
,
リスク臓器
,
CBCT
Keyword:
強度変調放射線治療
,
リスク臓器
,
CBCT
pp.1293-1302
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000132
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前立腺癌の放射線治療は,前立腺への線量の集中性が良く,その周囲のリスク臓器(organ atrisk:OAR)の線量を低減できる強度変調放射線治療(intensity—modulated radiation therapy:IMRT)が広く行われている。しかしIMRT は照射位置の精度の低下,OAR の動きや容積の増減,形状の変化による線量増加により副作用が増加する可能性がある1)2)。そのため画像誘導放射線治療(image guided radiation therapy:IGRT)での厳密なセットアップが必要であり,中でも三次元で画像を取得できるcone—beam computedtomography(CBCT)が普及しており,福岡大学病院(当院)でも毎回治療前にCBCT 撮影を行い,位置照合を行っている。
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