手術症例報告
下腸間膜動脈根部閉塞を伴う進行下行結腸癌に対して術中二度のICGによる血流評価を行うことで安全に手術を行い得た1例
松永 圭悟
1
,
西川 武司
1
,
孫 敏莉
1
,
近藤 里江
1
,
阿部 真也
1
,
松田 圭二
1
1同愛記念病院外科
キーワード:
大腸癌
,
動脈閉塞
,
ICG
Keyword:
大腸癌
,
動脈閉塞
,
ICG
pp.525-530
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004918
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大腸癌手術後の縫合不全は再手術や人工肛門造設を要することもあり,入院期間の長期化を含めた患者の苦痛や負担の増大につながるだけでなく,ときに致死的になることもある重篤な合併症である。また,局所再発率の増加,がん特異的生存率の低下といった長期予後の悪化とも関連していることが報告されている。縫合不全の要因の1つに吻合部の血行障害が挙げられ,従来は視診や触診で動脈の拍動を確認したり,腸管の色調を評価したり,血管断端からの拍動性出血を確認することで吻合部の血流評価を行っていた。

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