総特集 外科医の働き方改革を考える
◆テーマ1:外科医として働く意義 3.外科医を取り巻く働き方改革の現状
河口 賀彦
1
,
滝口 光一
1
,
市川 大輔
1
1山梨大学外科学講座第1教室
キーワード:
外科医
,
働き方改革
,
労働時間短縮
Keyword:
外科医
,
働き方改革
,
労働時間短縮
pp.9-14
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003664
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わが国の医師数は年々増加しているが,外科医の減少は続いている。一方,内視鏡外科手術の普及から手術時間は延長し,患者の高齢化で併存疾患を有した症例も増加したため,周術期管理にも要する時間が増えている。そのため相対的に外科医一人一人にかかる負担は近年増加している。このような環境のなか,2024年4月より医師に対する時間外・休日労働の上限規制が適用される。外科医の勤務時間が他科を大きく上回っていることは周知の事実であるが,今回,直近に迫っている働き方改革において,外科医を取り巻く現状と取り組みなどについて述べる。
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