特集 肝胆膵外科における低侵襲手術と臓器温存手術
良~低悪性度腫瘍に対する腹腔鏡下脾温存尾側膵切除術
外山 博近
1
,
福本 巧
1
1神戸大学大学院医学研究科外科学講座肝胆膵外科学分野
キーワード:
腹腔鏡下尾側膵切除
,
脾温存
,
脾動静脈温存
Keyword:
腹腔鏡下尾側膵切除
,
脾温存
,
脾動静脈温存
pp.49-56
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001508
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膵体尾部の腫瘍に対しては,一般に脾臓を含めた尾側膵切除が行われてきたが,臓器機能温存を目的として脾温存手術が提唱され,より低侵襲な術式として腹腔鏡手術が普及しつつある。腹腔鏡下脾温存尾側膵切除術(laparoscopic spleen preserving distal pancreatectomy;LSPDP)は,膵体部~尾部の良~低悪性度腫瘍,すなわち系統的リンパ節郭清を必要としない疾患に対して適応される術式であり,臓器機能温存と低侵襲性を両立し得る術式である。
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