特集 きいてみた! 皮膚科×各科 診療のリアル―“いまさら聞けない” を解消するQ&A―
肉芽腫・結合織疾患
瘢痕・ケロイド
形成外科医師への質問
藪野 雄大
1
Yuto YABUNO
1
1日本医科大学多摩永山病院,形成外科
pp.846-848
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005860
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日本形成外科学会,日本創傷外科学会,日本頭蓋顎顔面外科学会の三学会が合同で作成した『形成外科診療ガイドライン3 2021年版 創傷疾患』においては,CQ2「ケロイドに手術治療は有効か?」の問いに対し,排膿を繰り返すもの,疼痛や瘙痒など自覚症状の強いもの,厚みがあり保存的治療では管理が困難なものに対しては,術後放射線治療などの後療法を前提とした手術は有効であるとされている(推奨2B)1)。また,関節可動域の制限や日常生活動作に支障をきたす瘢痕拘縮,整容的に目立つ耳垂・耳介ケロイドなども手術的介入が検討される病態としてあげられている。ただし,ガイドラインでは「術後放射線治療などの後療法を前提として行うことが重要である」と明記されており,外科的治療単独では再発リスクが高い点に留意すべきである。さらに,患者の年齢や病変部位,治療歴などを考慮し,術後管理を含めた包括的な治療計画をたてることが求められる。

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