Japanese
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治療
皮膚科診療所における13年間の偽性耳介囊腫13名15病変の治療経験
Treatment of 15 Lesions of Pseudocyst of the Auricle in 13 Patients in Our Dermatology Clinic for 13 Years
宮本 秀明
1
,
園田 俊雄
2
Hideaki MIYAMOTO
1
,
Toshio SONODA
2
1宮本皮フ科,院長,横浜市
2園田皮膚科,院長
キーワード:
偽性耳介囊腫
,
ステロイド注入法
,
持続圧迫法
Keyword:
偽性耳介囊腫
,
ステロイド注入法
,
持続圧迫法
pp.1843-1847
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001676
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2006年1月~2018年8月の約13年間に13名15病変の偽性耳介囊腫を経験した。2名は同時期ではないが耳介両側に病変を有した。14例にステロイド注入法(7例は著効,3例は効果あり,2例は効果なし,3例は不明),ステロイド注入法で効果がなかった2例を含めた3例に圧迫縫合法を施行し,3例すべて良好な結果を得た。本症の治療法として,ステロイド注入法を第一選択とし,効果がない場合は圧迫縫合法を施行するのもよい選択肢のひとつと思われた。ステロイド注入法は簡便なので,皮膚科の個人診療所においても大病院に紹介する前に,まずステロイド注入法を行ってみるべきと思われる。
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