特集 房水のサイエンス
4 白内障と房水
山本 直樹
1,2
,
佐々木 洋
1
1金沢医科大学眼科学講座
2藤田医科大学研究支援推進本部 治験・臨床研究支援センター
キーワード:
白内障
,
房水
,
アスコルビン酸
,
グルタチオン
,
25-ヒドロキシビタミンD
,
後発白内障抑制
Keyword:
白内障
,
房水
,
アスコルビン酸
,
グルタチオン
,
25-ヒドロキシビタミンD
,
後発白内障抑制
pp.1059-1064
発行日 2021年11月5日
Published Date 2021/11/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002335
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房水は,主に毛様体無色素上皮細胞の血液−房水柵で調節されつつ後眼房内に2.3~2.8μL/分で産生され,水晶体や虹彩と接しながら瞳孔を通過して前房に至る。さらに角膜内皮細胞とも接しつつ,隅角から線維柱帯を通過してSchlemm管に入り,眼外へ排出される。房水の主な役割は,水晶体や角膜の栄養補給や代謝とともに,眼圧を保持することである。本稿では,房水の組成と白内障との関係について解説する。
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