症例
汗腺周囲の肉芽腫形成が著明であったサルコイドーシスの1例
濱中 妙子
1
,
玉城 善史郎
,
菅谷 誠
,
佐藤 伸一
1東京大学 皮膚科学教室
キーワード:
Steroids
,
汗腺
,
多剤併用療法
,
経皮投与
,
肉芽腫
,
ブドウ膜炎
,
発疹
,
サルコイドーシス
,
スキンケア
,
皮膚保湿剤
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Drug Therapy, Combination
,
Exanthema
,
Granuloma
,
Sarcoidosis
,
Steroids
,
Sweat Glands
,
Uveitis
,
Skin Care
pp.405-408
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016208983
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39歳男。2013年7月に近医眼科にてぶどう膜炎と診断され加療中で、同年10月より両下肢に拇指頭大までの紅斑が多発出現し、改善しないため、2014年1月に当科紹介となった。初診時、両下肢に強い乾燥症状と不整形の浸潤を伴う紫紅色斑が多数みられた。ぶどう膜炎、血清ACE値の上昇、両側肺門リンパ節腫脹、病理組織学的所見から、サルコイドーシスと診断された。ステロイドと保湿薬外用にて皮疹は軽快し、眼症状に関してはステロイド点眼薬を継続中である。
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