特集 小児日常診療でその薬を使うとき・使うべきでないとき
II 感染症
19.RSウイルス感染症とモノクローナル抗体・抗ウイルス薬による予防・治療
長澤 耕男
1
,
石和田 稔彦
,
木村 博一
1国立感染症研究所感染症疫学センター 第六室
キーワード:
Down症候群
,
トリソミー
,
奇形-多発
,
抗ウイルス剤
,
モノクローナル抗体
,
RSウイルス感染症
,
ヒト第13染色体
,
禁忌(治療)
,
Patau症候群
Keyword:
Abnormalities, Multiple
,
Antibodies, Monoclonal
,
Antiviral Agents
,
Chromosomes, Human, Pair 13
,
Down Syndrome
,
Trisomy
,
Respiratory Syncytial Virus Infections
pp.1552-1553
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017086291
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- 文献概要
RSV 感染症の重症化リスク因子として,早産,慢性肺疾患,先天性心疾患,免疫不全およびDown症候群等が知られている.現在,これらの基礎疾患をもつ児のRSV感染の重症化予防には,RSVに対するヒト化モノクローナル抗体であるパリビズマブ(シナジス®)が用いられている.本剤投与により,早産児や慢性肺疾患児のRSV感染症による入院率を有意に減らすことが報告されており,2002 年の国内承認以降,広く使用されている.
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