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魅せる!聴かせる!学会発表プレゼンテーション技法 2 読ませる書体と見せる書体
渡部 欣忍
1
1帝京大学 医学部整形外科学講座
pp.282-292
発行日 2018年3月9日
Published Date 2018/3/9
DOI https://doi.org/10.18885/hvj.201822030282
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和文フォントの基本は,ゴシック体と明朝体です。欧文フォントの基本は,サンセリフ体とセリフ体です。見やすさのことを「視認性」,読みやすさのことを「可読性」といいます。「視認性」と「可読性」を決めるのは,フォントの種類とウエイト(太さ)です。「視認性」はフォントとしてはゴシック体とサンセリフ体が優れ,ウエイトは大きい(太い)ほうがよいといわれています。一方で「可読性」は細いフォントが有利です。従って,アイ・キャッチャーとしての短い単語や句を表示する場合には,「視認性」を優先して太いゴシック体やサンセルフ体を用いるのがよく,スライドのなかに数行の文・句がある場合には,「可読性」を優先して細いフォントを用いるのがよいです。
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