特集 小児スポーツ傷害の病態と治療
スポーツによる小児手関節傷害の病態と治療
長谷川 英雄
1
,
面川 庄平
2
,
河村 健二
3
1奈良県立医科大学整形外科
2奈良県立医科大学手の外科
3奈良県立医科大学玉井進記念四肢外傷センター
キーワード：
手関節（wrist）
,
小児（pediatrics）
,
Kienböck病（Kienböck’s disease）
,
舟状骨骨折（scaphoid fracture）
,
舟状月状骨靱帯（scapholunate ligament）
,
尺骨突き上げ症候群（ulnar impaction syndrome）
Keyword:
手関節（wrist）
,
小児（pediatrics）
,
Kienböck病（Kienböck’s disease）
,
舟状骨骨折（scaphoid fracture）
,
舟状月状骨靱帯（scapholunate ligament）
,
尺骨突き上げ症候群（ulnar impaction syndrome）
pp.693-698
発行日 2025年7月19日
Published Date 2025/7/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002226
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手関節スポーツ傷害は競技者のパフォーマンスに大きな影響を及ぼし，小児では特有の問題が絡む。本稿では，Kienböck病，舟状骨骨折，舟状月状骨靱帯損傷，尺骨突き上げ症候群の4つの小児手関節スポーツ傷害について，その病態，診断，治療法を症例とともに解説する。正確な診断と適切な治療が競技復帰の鍵であり，早期手術も検討すべきである。
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